猟銃等講習会(初心者講習)
猟銃等講習会は都道府県公安委員会(各県警察)が実施するため、全国共通の申込締切がありません。「1週間前でいいだろう」と考えていると、県によっては1か月分まるごと待つことになります。11都道府県警察の公式ページを実際に開いて、書かれている表現のまま一覧にしました。
最終更新:2026年8月9日(11都道府県警察の公式ページを同日に実確認)
共通しているもの:受講手数料 6,900円/申込先は 住居地(住所地)を管轄する警察署(多くの県で生活安全課・生活安全担当課)。
県ごとに違うもの:申込の締切/受付の開始日/電子申請の可否/年間の開催回数/日程の公表のされ方/定員の有無/手数料の納付方法。
つまり「猟銃等講習会の申込期限」を一律で覚えることはできません。自分が住んでいる県の締切を、最初に一度だけ確認しておくのが唯一の対策です。以下は、その差が実際にどれくらいあるかを公式記載で示したものです。
| 都道府県 | 申込の締切(公式ページの表現) | 公式ページ |
|---|---|---|
| 埼玉県 | 希望する講習日の7日前まで | 埼玉県警察↗ |
| 兵庫県 | 開催日の1週間前(その日が土日、休日の場合は翌開庁日)まで | 兵庫県警察↗ |
| 福岡県 | 告示日から開催日の1週間前まで | 福岡県警察↗ |
| 北海道 | 講習会開催日の10日前までに | 北海道警察↗ |
| 富山県 | 講習会開催日の20日前までに | 富山県警察↗ |
| 宮城県 | 各開催日の1か月前から1週間前までの間 | 宮城県警察↗ |
| 群馬県 | 初心者講習会開催日の概ね1ヶ月前まで | 群馬県警察↗ |
| 千葉県 | 講習開催月の2か月前の1日~講習開催月の前月末まで(土日祝日を除く) | 千葉県警察↗ |
| 青森県 | 希望する講習日の2か月前からの受付(締切の記載は本文になし) | 青森県警察↗ |
| 東京都 | 本文に締切の記載なし(オンライン予約のうえ申込) | 警視庁↗ |
| 神奈川県 | 本文に締切の記載なし(開催日と提出方法のみ掲載) | 神奈川県警察↗ |
※ 2026年8月9日に各公式ページを開いて確認した記載です。表現は公式ページのものをそのまま引用しています。「記載なし」は、当日そのページ本文に該当の記述を見つけられなかったという意味で、締切が無いという意味ではありません(別のPDFや警察署の案内で示されている場合があります)。
いちばん危ないのは「前月末まで」型です。千葉県のように開催月の前の月で受付が閉まる県では、たとえば9月16日の講習に申し込めるのは8月末までです。埼玉県(7日前まで)の感覚で動くと、丸ごと1回分、次の開催まで待つことになります。開催が年3〜5回の県では、それが数か月の遅れになります。
締切だけでなく、受付の開始日が決まっている県があります。思い立った日に窓口へ行っても、まだ受け付けてもらえないことがあります。
つまりこの3県では、受付できる窓が1〜2か月ぶんしかありません。逆に言えば、開催日が公表された時点で「いつからいつまでに動くか」が決まります。
| 都道府県 | 公式ページの表現 |
|---|---|
| 東京都 | 「警視庁行政手続オンラインより予約をした上で、受講申込み方法を電子申請又は窓口申込みで選択できます。」 |
| 群馬県 | 「ぐんま電子申請受付システム(Logoフォーム)により、事前申込を行う必要があります」(そのうえで本申込時に6,900円を群馬県証紙で納付) |
| 神奈川県 | 「インターネットによる受講申込みはできません。」(住所地を管轄する警察署の生活安全(第一)課へ申込書1通に写真1枚を添えて提出) |
群馬県は「電子申請ができる」ではなく電子での事前申込が前提で、神奈川県はできないと明記しています。同じ制度でも入口の形がまったく違うので、他県の体験談をそのまま真似できません。
「毎月どこかでやっている」わけではありません。公式ページで確認できた範囲では次のとおりです。
| 都道府県 | 公表されていた開催日・回数 | 日程の公表のされ方 |
|---|---|---|
| 埼玉県 | 令和8年5月20日・7月22日・8月28日・10月14日、11月・令和9年1月・3月は「予定」 | 年度分をページに掲載 |
| 千葉県 | 令和7年11月27日、令和8年1月21日・3月17日・6月21日・7月10日・9月16日 | 年度をまたいで掲載 |
| 富山県 | 令和8年度に5回(4月24日・6月10日・7月15日・8月19日・9月16日) | 年度分をページに掲載 |
| 神奈川県 | 令和8年8月18日・9月7日・9月18日の3回 | 直近分をページに掲載 |
| 宮城県 | 令和8年10月3日(土)。受講定員は先着60名(予定) | 直近分をページに掲載 |
| 兵庫県 | 「次回は令和8年12月を予定しています」「開催のない月もあります」 | 「毎月1日(その日が土日、休日の場合は翌開庁日)に兵庫県警察のホームページに掲示します」 |
| 福岡県 | — | 「開催日の約1カ月前に福岡県公報により告示」 |
| 青森県 | — | 「猟銃等取扱講習会(初心者講習)開催予定表」(PDF) |
定員がある県もあります。宮城県警察は受講定員を「先着60名(予定)」と案内しています。締切前に埋まる可能性があるので、「締切ぎりぎりに出す」が通用しない県があるということです。
また、日程を見に行くタイミングも県で違います。兵庫県は毎月1日に更新、福岡県は約1か月前に県公報で告示、青森県はPDFの予定表。年度のはじめに一度だけ見て「載っていなかった」と思い込むと、機会を逃します。
申込の締切を守っても、講習の当日に受ける修了考査に落ちれば、また次の開催を待つことになります。考査は○×式50問・60分・おおむね9割(45問)以上で合格です(警察庁通達「猟銃等講習会における考査の運用要領について」令和3年4月1日 丁保発第34号)。年3〜5回しか開催されない県では、1回の不合格が数か月の遅れに直結します。
講習会そのものの内容・考査の出題範囲・所持許可までの流れは、猟銃等講習会(初心者講習)とは?考査の内容・申込先・費用・所持許可までの流れにまとめています。
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