猟銃許可トールEX / 受験ガイド

猟銃等講習会(初心者講習)とは?考査の内容・申込先・費用・所持許可までの流れ

猟銃・空気銃を持つための最初の関門が「猟銃等講習会(初心者講習)」と、その日の最後に受ける修了考査です。落ちると、また申し込むところからやり直しになります。制度の一次資料から、考査の中身・申込先・費用・日程の調べ方をまとめました。

最終更新: 2026年8月9日|このページは民間の学習アプリ「猟銃許可トールEX」が作成したもので、政府機関が提供・監修するものではありません。

1. 猟銃等講習会(初心者講習)とは

猟銃や空気銃を所持するには、都道府県公安委員会の所持許可が必要です(銃砲刀剣類所持等取締法)。その許可を申請する前提として、まず受けるのが猟銃等講習会(初心者講習)です。

1日の講習を受け、その日の最後に「考査」(筆記試験)があります。合格するとその場で講習修了証明書が交付され、次の段階(教習資格認定の申請)へ進めます。

よくある誤解:これは「狩猟免許試験」ではありません。銃を持つための警察(公安委員会)の手続きです。銃で狩猟をするには、この所持許可と、都道府県の狩猟免許両方が必要です。

2. 考査(試験)の中身

考査の形式は、警察庁の通達「猟銃等講習会における考査の運用要領について」(令和3年4月1日 警察庁丁保発第34号)で全国共通に定められています。

出題形式○×式(正誤式)
問題数50問(1問1点)
試験時間60分
合格基準おおむね45点以上(=9割)。落とせるのは5問だけ
出題範囲第1「猟銃及び空気銃の所持に関する法令」25点/第2「猟銃及び空気銃の使用、保管等の取扱い」25点
教材講習で配布される教本『猟銃等取扱読本』

同じ通達には分野ごとの配点表(出題基準)と、考査問題の見本である「基準問題」453問まで載っています。つまりこの試験は「何がどれだけ出るか」が公表されている珍しい試験です。

配点が特に重い2項目

50点のうち「所持についての遵守事項」に10点、「猟銃・空気銃の基本的取扱い」に10点が配られています。この2項目だけで本試験の5分の2です。9割が合格ラインなので、平均点を上げるより穴を残さないことが重要になります。

3. 申込み・費用

申込先申込者の住所地を管轄する警察署の生活安全課
受講申込手数料6,900円(初心者講習)/経験者講習は3,000円
持ち物の例講習受講申込書、写真、手数料(都道府県により電子マネー等に対応)
講習修了証明書許可・更新の時点で、交付の日から3年を経過していないことが必要

事前予約が必要な県がほとんどです。定員があり、締め切られることもあるので、日程が出たら早めに動くのが安全です。

4. 日程は都道府県ごとに違う

講習会の開催日・回数・申込期限は都道府県ごとに決まっています。年に数回しか開催されない県もあり、1回逃すと数か月待つことになります。日程は必ずお住まいの都道府県警察のサイトで確認してください。

下は警察庁「都道府県警察本部リンク」に掲載されている47の公式サイトです(2026年8月9日にすべて接続を確認しました)。各サイト内で「猟銃」「銃砲」などを検索すると、講習会の日程ページが見つかります。

申込の締切は全国共通ではありません。埼玉県は「希望する講習日の7日前まで」ですが、千葉県は「講習開催月の前月末まで」。同じ講習なのに3週間以上違い、受付の開始日が決まっている県や、電子申請が必須の県・できない県もあります。
申込の締切・受付開始・電子申請の可否・開催回数の一覧(11都道府県の公式記載を実確認)

※ このページには日程そのものは載せていません。開催日は県ごとに年に数回変わるため、書いた時点で古くなるからです。日付は必ずリンク先の公式ページでご確認ください。

5. 考査に受かったあとの流れ

考査の合格は入口です。実際に銃が手元に来るまでには、まだいくつもの段階があります。

  1. 猟銃等講習会(初心者講習)の受講・考査 → 講習修了証明書
  2. 教習資格認定の申請(警察署)※欠格事由・適格性の審査があります
  3. 教習用火薬類等譲受許可の取得
  4. 公認射撃場での教習射撃教習修了証明書
  5. ガンロッカー・装弾ロッカーの準備・設置
  6. 銃の内定と所持許可申請(警察署)
  7. 所持許可証の交付 → 銃砲店で銃を受け取り、警察署で確認を受ける
  8. 所持したあとも、実包等管理帳簿の記録・一斉点検・更新が続きます

各段階の書類にはそれぞれ別の有効期間があり、順番を誤ると期限切れでやり直しになります。

6. 狩猟免許試験との違い

猟銃等講習会 考査(このページ)
根拠法銃砲刀剣類所持等取締法
所管都道府県公安委員会(警察)
目的銃を持つための許可
形式○×50問・おおむね9割で合格
狩猟免許試験
根拠法鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
所管都道府県(環境部局)
目的狩猟をするための免許
形式知識試験・適性試験・技能試験

銃で狩猟をしたい方は両方が必要です。狩猟免許試験の対策には姉妹アプリ「銃猟ウカール」(第一種・第二種両対応)をご利用ください。

7. 対策アプリ「猟銃許可トールEX」

考査の出題基準は公表されているので、対策は「たくさん解く」より公表された配点どおりに、穴なく埋めるのが近道です。猟銃許可トールEXは、全問を出題基準の項目に紐づけ、模擬試験・実力診断を配点どおりの割合で出題します。取得ガイド・実包等管理帳簿まで無料でお使いいただけます。

猟銃許可トールEX を開く ブラウザでそのまま使えます/登録不要・オフライン対応

よくある質問

猟銃等講習会の考査は何問出ますか?

○×式で50問です。試験時間は60分、合格はおおむね45問(9割)以上。警察庁の通達「猟銃等講習会における考査の運用要領について」(令和3年4月1日 丁保発第34号)で定められています。

猟銃等講習会の申込先はどこですか?

申込者の住所地を管轄する警察署の生活安全課です。日程は都道府県ごとに決まっており、年に数回しか開催されない県もあります。

受講にいくらかかりますか?

初心者講習の受講申込手数料は6,900円です(経験者講習は3,000円)。金額は各都道府県警察の案内で確認してください。

狩猟免許試験とは違うのですか?

違います。猟銃等講習会の考査は「銃を持つための許可」(銃刀法・都道府県公安委員会)、狩猟免許試験は「狩猟をするための免許」(鳥獣保護管理法・都道府県)です。銃で狩猟をするには両方が必要です。

考査に受かればすぐ銃を持てますか?

持てません。考査に合格して交付される講習修了証明書は入口で、このあと教習資格認定の申請、教習射撃、所持許可申請と進みます。講習修了証明書は、許可(または更新)の時点で交付の日から3年を経過していないことが必要です。

出典

本ページは学習アプリ「猟銃許可トールEX」(個人開発/屋号:アプリ製薬)が、公開されている一次資料をもとに作成した解説です。警察庁・都道府県警察が提供・監修するものではありません。手続き・日程・手数料の最終的な確認は、必ず管轄の警察署または都道府県警察の公式ページでお願いします。